五月人形を手作りする方法をご紹介!必要な道具や素材から選び方・費用までを解説

当サイトは五月人形を手作りする方法をご紹介しています。
作る楽しみと飾る楽しみのどちらも得られるのがハンドメイドの良いところです。
必要な道具や素材から選び方・費用までを解説しているので、参考にしてみてください。
キットを用いて人形を自作するメリットも、このサイトで紹介しています。
さらに満足できる人形のハンドメイドキットを選ぶコツも取り扱っています。
これを読めば初めての人でもきっと分かりやすいでしょう。

五月人形を手作りする方法をご紹介!必要な道具や素材から選び方・費用までを解説

子どもや孫のために、五月人形を手作りしたいので解説が知りたいというもいるのではないでしょうか。
五月人形にも様々なタイプのものがありますが、本格的な仕上がりになり比較的一般の人にも作りやすいのが木目込み人形タイプの五月人形です。
必要な道具には木目込みヘラやヤスリ、ボンドなどがあります。
最近では木目込み五月人形の手作りキットも売っていて、これを利用すると初めての人でも作りやすいです。
一般的に費用は数千円からとなっています。

五月人形を手作りしたい人に人気のキット

五月人形は男の子の成長を祈るためのアイテムですし、元気に育ってくれますようにという願いを込めて飾りましょう。
基本的には購入される方が多いですが、出来るだけ費用を抑えたいしコンパクトサイズにしたいという事であれば手作りをすることもお勧めです。
五月人形の手作りキットはとても人気ですし、材料が揃っていてそれで完成させることができますのでとても便利です。
お裁縫が得意な方であれば難易度も書かれていますしそれに合わせて購入すればよいですが、裁縫が苦手であっても工作感覚で出来る程度の難易度のものも有りますので安心です。
ひな人形とは異なり、ずっと飾っておいても問題はありませんが子供の日に向けてだけ飾りたいという事であれば、その年その年で変えていくというのもありです。
高いキットではありませんので、その年の気分で選んで購入するというのも良いでしょう。
人気の個性的なデザインの物を選ぶというのもお勧めですし選んでみて下さい。

五月人形を手作りするときによく使われる素材

愛着の持てるような五月人形を手作りしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
ハンドメイドで五月人形を作る際に使われる素材には様々なものがあります。
本格的な木目込み人形の製法で作る場合には桐の粉と糊を混ぜた桐糊や金襴や友禅などといった布地、ボンドなどが必要になります。
最近では必要な材料がセットになっている手作り用キットも販売されていて、これを利用すれば材料を揃える手間が軽減されて便利です。
また手作りで端午の節句に飾る人形を作る際には、フェルトを用いられることも少なくありません。
フェルトは可愛らしい印象の小さな飾りを作る時には適している素材と言えるでしょう。
そのほかにも木材はよく使われていて、様々なデザインのものに活用されることがあります。
例えば端午の節句の飾りといえば兜や鎧がありますが、木材で組み立てて作ることができる兜などもあります。
木材の質感が美しく、出来上がりも本格的な仕上がりになるパズルタイプのものが入手可能です。

五月人形を手作りするなら揃えたい道具

五月人形は長らく、人形専門店で購入をするものと考えられてきたものです。
5月5日の端午の節句の際にリビングに飾るのが基本で、男の子のお子さんの健康を祈願するという意味を持つアイテムでした。
2000年以降になるとそのスタイルは様変わりをしており、母親や祖母が愛情を込めて手作りをする時代となりました。
大手玩具メーカーから五月人形キットというものが販売されたのが要因であり、なかにはお子さんのへその緒を内部に入れられる工夫をされているものさえあります。
初めて五月人形を手作りする場合、揃えておきたい道具は何でしょうか。
簡単にここで見ていくと、電気コテ・針・糸・色鉛筆となります。
ちりめん細工で作ることを前提にしているので、素材によっては別の道具を揃える必要もあるのでご注意ください。
すべて手芸用品店で販売をされているほか、ネット通販サイトでも買い求めることが可能です。
初心者キットであれば、セットになっている場合もあります。

五月人形の手作りで人気のデザイン

五月人形を手作りしたいけれどデザインに悩むという人もいるのではないでしょうか。
そのようなときには人気の高いものを参考にしてハンドメイドするのも良いかも知れません。
手作りをする際に人気の五月人形のデザインには、若大将や子供大将といわれるタイプのものがあります。
これは可愛らしい子どもをモチーフにしたタイプのものです。
五月人形には鎧や兜などといったものもありますが、手作りをする際に人気があるのは丸みのある木目込み人形です。
端午の節句に飾るものを木目込みで作ると、可愛い印象の仕上がりになります。
若大将・子供大将は幼い子どもを題材にしたもので、ふっくらした頬や丸みのある体形が愛らしいです。
これらを屏風や兜などとの小物と共に飾り付けることで、端午の節句のお祝いに相応しい雰囲気になります。
また五月人形として定番の、金太郎や桃太郎をモチーフとして取り入れたものも端午の節句用のハンドメイドに人気があります。

五月人形の手作りにかかる費用の相場

節句に飾る五月人形は家の中に飾るものは内飾りで、兜飾り、鎧、武者人形など様々あります。
一般的には、五月人形を男の子が誕生した時に購入する家庭が多いですが、せっかくなので手作りの五月人形を贈ってあげるのもおすすめです。
難しいと思われがちですが、手作りキットもあるので作り方に沿って進めれば初めての人でも立派な五月人形を完成させる事ができます。
費用はピンからキリまでですが、例えば、人形専門店で販売されているキットは簡単な物であれば5000円以下でもありますが、ほとんどの場合1万円前後が多いようです。
人形専門店なだけに本格的な材料がセットになっているのでこういった金額になっています。
ただ、もっと気軽に贈れるほうが良いという事であれば、インターネットサイトで2000円前後で購入できるキットもあるので、まずはそちらから挑戦するのも良いでしょう。
こちらも兜や元気な男の子人形などがありますが、ちりめん生地をふんだんに使用しており、より親しみやすい見た目です。

五月人形を安く手作りするアイディア

五月人形を飾りたいけどあまりお金は掛けたくない、という場合におすすめなのがハンドメイドです。
自分で手作りすればプロが制作したものよりも大幅に安く飾ることができます。
手作りの五月人形にはいろいろなタイプがありますが、その中でも人気なのがちりめん細工やつまみ細工で作られたものです。
この方法で制作するならキットも販売されているので、初心者の方ならキットを使う方法もおすすめです。
また、フェルトを使う方法もおすすめです。
フェルトなら布端の始末も必要ないので子供と一緒に作ることも出来ます。
さらに、安く済ませたいなら新聞紙や折り紙を使う方法もおすすめです。
紙を使う場合、本格的に仕上げたいなら和紙を使うこともおすすめです。
布地や紙以外なら、粘土や羊毛フェルトなどでも作ることが出来ますし、技術があればあみぐるみでも五月人形を作ることは可能です。
五月人形といえば兜、鎧、鯉のぼりなどがイメージされますが、これらの飾りは身近なもので手軽に作ることが出来ます。
そのため、いろいろな素材を組み合わせて制作すれば、かっこいい飾りに仕上げることが出来るでしょう。

五月人形の手作りを成功させるコツ

五月人形の手作りを成功させるためにはコツが必要です。
成功させるためのコツの一つは、作り方をしっかりと読んでから製作を始めることです。
五月人形を手作りできるキットには、作るために必要な材料と一緒に、作り方が書かれた説明書なども入っています。
こうした説明書には、人形作りをしたことがない人でも簡単に作れるように、わかりやすい説明が書かれています。
説明書に書かれている作り方の手順を十分に理解してから製作を始めることで、作り始めた後のミスを防止できます。
手作りする五月人形の種類によって作るのが難しい部分が異なりますが、こうした部分を知っておくことも上手く作るためのコツになります。
難しい部分を失敗しないで作るためのコツなども説明書に書かれていることが多いので、このような部分は特に丁寧に作業をすれば、失敗を防止できます。
あわてないで作ることも失敗をしないコツで、時間を十分にかけて作業をした方がミスを減らせます。

五月人形の手作りで人気のコンパクトサイズ

五月人形を選ぶ時には、それぞれの家に合った物をお子さんの事を考えながら選んでいくことが大事なポイントです。
まず家に合っているかということになりますが、飾る場所が狭いのであればコンパクトサイズの五月人形がお勧めです。
最近ではマンションでも簡単に飾れるようなタイプも登場していますし、ガラスケースには入っていても玄関先に飾れるような小さい物も有ります。
ひな人形とは異なり、その時にしか飾れないというわけではなく1年を通して飾ることが出来るのが違いです。
そのためインテリアに合っているかどうかも考えて選んでいくことが求められますし、お洒落で個性的なものも有りますので探してみて下さい。
手作りというのも一つの方法ですし、気に入った作家の五月人形を選ぶというのもありです。
コンパクトサイズでどこでも飾りやすい作りですし、お手入れも出し入れも簡単ということも選ばれている背景にあります。
まずは情報リサーチから始めます。

木目込み五月人形の手作りは難しい?

木目込みの五月人形は手作りで作ることもできます。
木目込みの人形は作るのが難しいと考えている人もいるかもしれませんが、実際にはそれほど難しくありません。
人形作りをしたことがない人でも簡単に作れるような、手作りキットも販売されています。
こうした商品を購入すれば、誰でも簡単に木目の五月人形を作ることが可能です。
手作りキットを使用すれば簡単に作れるのは、製作に必要な部品があらかじめ用意されているからです。
部品を加工して組み合わせれば完成するので、手間をかけずに人形が作れます。
こうした人形を作るために必要となるのはサンドペーパーなどの道具で、表面をきれいにするためにサンドペーパーを使用します。
製作する時にはヘラも必要になり、溝の中に糊を入れる時にヘラを使用します。
人形につけられた溝は細いものが多いので、細いヘラの方が糊をつけやすくなります。
表面に貼りつける布を切るためのはさみも、必要な道具です。
これらの作業は、慣れれば簡単にできるようになります。

伝統文化を大切にするなら五月人形を買っておこう

最近は昔から広く親しまれてきた伝統文化を積極的に行わない家庭が増えてきてしまいましたが、日本人として生まれてきた以上、ずっと継続されてきた文化を尊重して出来る限りのことは実行していくことが豊かな生活を作る基盤になってくるので大切にしていきましょう。
また、男の子がいる家庭の場合、悩みや健康を害することなくスクスクと育ってくれる願望を込めて飾る五月人形を買っておくのが良いでしょう。
五月人形は逞しくて男らしく健やかに成長するために飾る大切な存在になるので、伝統文化を重んじるのであれば男の子が誕生した直ぐ後に買うのが一番ベストになります。
ただし、最近の五月人形は非常にバリエーションが豊富で様々なデザインのものが多く販売されるようになってきたので、どのような思いが込められて作られているのか、パッとみた時に何か惹きつけられるような魅力があったかなどを考慮しながら購入するものを決めるのが良いことは確実です。

子どもの成長のお祝いに選びたい多彩な五月人形

健やかな子どもの成長を祈り、邪気から守るといった意味合いを持つ五月人形は、地域の風習にもよりますが祖父母から孫へと贈られています。
以前から存在感のある佇まいの立派な五月人形が一般的でしたが、近年ではアパートやマンションといった集合住宅で暮らす家族も増え、住宅事情からコンパクトなタイプも販売されるようになりました。
デザインも豊富で、手頃なものからお部屋のインテリアを邪魔しないお洒落なものまで購入が可能です。
老舗の人形屋では、兜飾りや鎧飾り、子供大将飾りなど、細部までこだわりのある本格的な人形を展開しています。
中には見た目は力強さが感じられる兜飾りで、今の時代に合わせてコンパクトに収納できるものも。
オンラインショップでも購入可能で、棚の上に設置できるような兜飾りには木の温かみが感じられるものや、ガラス細工でできた優しい雰囲気のものもあります。
子どもの成長に、家庭に適した五月人形を選んでみてはいかがでしょうか。

五月人形は個性や好みを重要視したものを買おう

男の子の誕生を祝うと共に、これからも健康的で何不自由なく健やかに育って欲しいという思いを込めて飾るのが五月人形になりますが、しばらくの間ずっと家の中に飾ることになるのでどの人形にするかはよく考えてから決めることをおすすめします。
特に五月人形は子供の分身のようなものだと認識することが大切なので、個性や好みに合っていて子供自体がその人形を気に入っているかを重要視することです。
実際に五月人形が販売されている売り場を見たことがある方なら分かると思いますが、今は実に様々な個性を持ったものが販売されています。
昔は金太郎のようなおかっぱ姿の男の子が主流でしたが、最近は多様性が増したことで見た目の変化も多く見られるようになってきており、勇ましい鎧兜を着たものから可愛らしい犬のぬいぐるみが兜を着ているタイプまで実に様々です。
サイズ展開も豊富で値段もかなりの違いが見られるので、子供と一緒によく考えて買うことが大切になってきます。

子どもの成長を願う五月人形の具体的な意味と種類

五月人形は端午の節句に飾る、主に男の子の子どもの成長を願うという意味合いがあります。
端午の節句は元々古代中国の季節行事の一つで、季節の変わり目に健康を願って厄祓いをするということが由来です。
この時期に菖蒲という香りの強い薬草を入れた菖蒲湯に入ると、邪気を払うとされていて病気や災いから身を守れると言われてます。
菖蒲は剣のような形の葉をしていて、菖蒲という名前が勝負または尚武という言葉に通じていることから、武家にとって端午の節句は重要な行事となったのです。
その流れから男の子の成長を願う行事として今に伝わっています。
五月人形は成長を願うと共に子どもの代わりに厄を引き受け、子孫繁栄を願うという意味合いもあります。
種類は2種類に分けられ、鎧と兜が揃った甲冑全てを飾るタイプ、甲冑の兜の部分だけを飾るタイプから選ぶことができます。
全てを飾るタイプは豪華で本格的なものが多く、兜だけのタイプは種類が豊富でさまざまなサイズを選べます。

五月人形の歴史や由来についての知識を深めよう

五月人形は日本の伝統的な節句である「端午の節句」に関連している重要な文化要素です。
端午の節句は、5月5日に祝われ、主に男の子の成長と健康を願う祭りです。
この祭りに欠かせない存在であり、その歴史や由来は非常に興味深いものです。
歴史は古代中国にまで遡ります。
中国では竜舟競漕や菖蒲湯に関連する祭りで、悪疫や災害から身を守るために菖蒲を使ったり、竜や鯉の模型を飾ったりする習慣がありました。
これらの要素が日本に伝わり、端午の節句に取り入れられました。
特に江戸時代に一般的になったのです。
この時期になると豪華な五月人形が贈り物として使われるようになり、将来の成功や幸福を願って飾られました。
当初は家の屋根に竜や鯉の模型が飾られていましたが、次第に人形に焦点が当てられ子供のために人形のセットが作られるようになりました。
主要な要素は、武士や宮廷の服を着た男の子の人形で、これは男の子の将来の成功と健康を象徴しています。
この人形のセットには武士、皇后、皇帝、鯉のぼり、菖蒲、刀、弓矢などが含まれこれらは全て各々の意味を持ちます。
現代では多くの家庭で家族の伝統として受け継がれており、子供の誕生や成長を祝う素晴らしい機会となっています。
各地域で独自のスタイルや特徴を持った五月人形が作られ、地域ごとの伝統が色濃く残ります。

著者:上田幸枝

筆者プロフィール

長崎県佐世保市生まれ。
地元の保育園に保育士として勤務。
毎年子どもたちと楽しんでいる手作りの五月人形について記事をまとめました。
木目込み 五月人形